録画、配信環境構築

もともと4月から少し環境が変わる予定ではありましたが、このコロナ禍により突如更に新環境へ、、、ということで5月より対面での講義やレッスンが、全てリモートということでその準備と実施の数ヶ月でした。

はじめは全くイメージがわかず、どうしたものだろうなと思っていましたが、他の先生や関係者のお話を伺い試行錯誤しつつなんとか。。。

「動画配信すればいいんですよ」、、、、確かにそうなんです、、、が、演奏動画を配信するのとはわけがちがって、進行や解説をしなければならないわけですよ。
対面なら、おおよその流れを決めておいて雰囲気を見ながら進める、ということができますが、ただただその動画を見ながら勉強をすることが目的、となると別のやり方をしなければいけません。

個人的な一番のハードルは、自分の声を客観的に聞くのやしゃべりが苦手。。。なんですね。しかしこれは、4年前に講師業をはじめてからだいぶ慣れてきたと思います。(未だに焦ったり勢いつくとめちゃくちゃ早口になりますが)
毎回チェックして「うわー」とか「えー、とか、ちょっと、とか多いんだよ」とか自分ツッコミしながら編集していきました。そして、やってるうちに諦めがつきました。自分自身もボイス収録業務をしていたので、本職の方のすごさを改めて実感しました。

音声の内部ルーティングや、映像ソフトやアプリの兼ね合いが怖かったので、最初は制作のメイン機で作業せずmac bookとwebカメラ付属のアプリで作っていて、その映像をProToolsにインポートして編集していましたが、前々から気になってた各映像のフレームが一定ではないこと(簡易アプリなのでそのあたりを固定にする設定がなかった)、ついにちょっとまえにProToolsに映像を取り込む際ビデオエンジンエラーが出て回復せず(その後しばらくしてなぜか回復、原因わからず)、iMovieでしのぐ(できなことはないけれど、レンダリングでどんどん容量が大きくなっていくのが辛い)という綱渡りを経験し、ようやくセッティングを見直して入れ替えました。
それとこの環境は録画のみならなんとかなるけれど、双方向になるとマイクを通した音声はいいけれど、内部音声の再生などあやうそう(この点ほんとZOOMは便利ですよね。。。)

ということで、このような構成に入れ替えました。


・OBS Studio
ビデオ録画と生放送用ソフト(無料)
https://obsproject.com/ja

・ProTools
今回はミキサー代わりに。「マイク」「midi」「波形オーディオ」のトラックを作っておき、Source-NexusをかませてOBS Studioへ
https://www.avid.com/ja/pro-tools

・Souce-Nexus
ProTools出力をOBS Studioに入力するために使用、Free版/Basic1.1版($125)/Pro版($295)の3種類、CoreAudioを扱う場合に対応しているのがProのみだったので、Proにしました。
https://source-elements.com/products/source-nexus

・Loopback
バーチャルデバイスを作成することができます。iTunesやCD、DVDからの音声などなどDAW以外の音声を送るのに使用。こちらでまとめたものをOBS Studioにつなげます。Free版は20分までの制限使用、正式版は$109。
https://rogueamoeba.com/loopback/


OBS Studioに流したい音声はこのような感じでまとめました。

ありがたくも既にこのようなツールについて検証してくださっている多くサイトがあり、おかげさまで構築することができました。ありがとうございます。


ビデオ録画はこれで大丈夫でしょうということで、さて、例えばこれを配信する場合に、、、というところで詰まりました。
OBS Studioは、ZOOMやGoogle meetでの配信に対応していないのです。(2020年7月の時点、youtube配信はすぐできるようになっています)

調べると最近obs-mac-virtualcam(OBS用のバーチャルカメラ)を作ってくれた人がいるということで「これだ!」と思い、バージョンをいくつか落とし(安定しているのは1.0という記事があったので、そこからはじめました)、インストールするも、書いてあるような、ライブラリの中に一向にプラグインフォルダができないし、該当プラグインが入る様子もない。。 もしやと思って、macOS Catalinaの入っているmac bookの方にOBS Studio最新バージョンと、obs-mac-virtualcamの最新版1.2を落としインストール(OBS→virtualcamの順番でインストールするのもポイントだそうです)すると、ちゃんとプラグインに入ってるし、追加されてるじゃないですか。

実は、メイン機のOS、いろいろな不具合を恐れて、10.12.6(Sierra)で止めているんですね。
だから、OBSも一個前のバージョンで、それでこの機能がつかえないのかも、と思いつつ、確実なところを検証したわけではないので、また時間ができたらこのあたり調べてみたいと思います。
OBSで2カメセッティングしてレイアウトも考えたのに残念。(Google Meetへの内部音声受け渡しはLoopbackで切り替えることにしました)

そういう、ああ、あそこがもう一つ変わってれば自分の環境でもいけるのに、がいくつかあり、それはソフトだけでなくハードの面も。
購入したwebカメラの端子がUSB TypeCで、mac bookは最新なので対応していましたが、メイン機がUSBがTypeAしか無く変換買わなくちゃなーなんて探していたら、USBのコネクタ変換はUSBの規約違反であり発火や故障の原因になるとのこと。(CはAより大きな電流を扱えるので、A→Cなら小さな電流が流れるだけだが、C→Aの場合に容量を超えてしまう)
それを防ぐために保護回路付きのアダプタもあるそうなのですが、思い切ってUSB TypeCがついたPCIカード(SONNET Allegro USB-C 4-Port PCIe (20350円)を刺しました。

右から二番めです。



必要に迫られてこちらを先にやってしまいましたが、リモートレコーディングの環境も揃えたいので、次はそれに着手せねばですね。


(この記事は、2020年7月12日の情報に基づいています)
関 美奈子 [ Minako Seki ]

関 美奈子 [ Minako Seki ]

Music Composer/Arranger