音楽著作権管理の話 第0回 〜音楽著作権管理について書くにあたり〜

インデックス

音楽著作権管理の話 第0回 〜音楽著作権管理について書くにあたり〜
音楽著作権管理の話 第1回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・1〜
音楽著作権管理の話 第2回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・2〜
音楽著作権管理の話 第3回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・3〜
音楽著作権管理の話 第4回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・4〜
音楽著作権管理の話 第5回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・5〜
音楽著作権管理の話 第6回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・6〜
音楽著作権管理の話 第7回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・最終回〜
音楽著作権管理の話 第8回 〜実際にJASRAC信託者になってみて〜
音楽著作権管理の話 第9回 〜JASRACと他著作権管理団体と実際に契約して知ったこと〜
音楽著作権管理の話 第10回 〜音楽著作権管理の考察〜


音楽著作権管理の話 第0回 〜音楽著作権管理について書くにあたり〜

JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会 )の企業による音楽教室から著作権料徴収等々が話題になっていることから見られるように、音楽著作権や音楽著作権管理についての議論が活発になっているこの頃ですが、私自身にも関わってくることなのでチェックしています。
企業による音楽教室の著作権料徴収にかぎらず、音楽著作権の扱いについての様々な議論やコメントを読み、自分の知らないことや新たな発見もあるのですが、たびたび何かモヤっとするところがあり、それはなんでだろうと思っていました。

ぼんやりながらわかってきたのが、私が音楽制作を職業としていながら、はじめから自分の作った楽曲の音楽著作権を必ず持てる業界にいなかったこと、そこからなんとか音楽著作権を持てるようにしようとしてきたこと
はじめから当たり前のように音楽著作権が必ず持てる業界との温度差を感じていることに気がつきました。

つまり、最初から作家が音楽著作権を持つのが当然であり、誰が何も言わなくても音楽著作権料の支払いを用意されている業界にいたら、気がつかなかったり有り得ない事件があったことで、ようやく音楽著作権を持つ(私にとっては「持つ」のでは無く「持たせてもらうように戦う」くらいのイメージでした)にはどういう心構えや準備が必要なのかというのを長い時間をかけて模索してきた経緯があり、そのように感じたのだと思います。
ですから、単に音楽著作権を守りましょう!とか音楽著作権は作家の当然の権利です!などという言葉を見ると、少しひっかかるものがあるんだと思います。

音楽を作る人といっても、その中でも細かいジャンル分けがあり、そのジャンルごとに音楽著作権についての扱いが違うことがあります。
今ではむしろ私がそういうジャンルにいたことが必要に迫られて音楽著作権を学ぶこととなったので、その環境にいたことに感謝しています。

よく言われるネットでの炎上コメントなどの問題は音楽著作権に関する理解が足りないことから起こる誤解でもある、という意見もあり、私もそのような炎上コメントを見てそう思うことは多くあります。
私の経験からいっても音楽業界に身を置く方は音楽著作権や音楽著作権管理について勉強したほうが自己防衛にもなるのでおススメしますが、聴いてくださる一般の方にそれを求めるのはどうなのでしょうか。

聴いて下さる方がこの話題に触れて最初に気になるのは、音楽著作権そのもの、また守る、といった点より、自分の好きな作品に対価を支払い、それがちゃんと作った人たちに還元されているのかどうかという点ではないかと思います。
きっかけはそこからで、更に興味がもてれば音楽著作権のこと、音楽著作権を守るということはどういうことなのか、音楽著作権管理とは、と理解が進んでいくのだと思います。

実は私もそうだったからです。
10年前までは全く音楽著作権、音楽著作権管理のことは、なんとなく言葉は〜くらいで深く知ろうとは全く思っておらず、自分とは関係のない遠い世界の話だと思っていました。
自分の一番やりたいことは音楽作品を作ることであり、音楽を作り制作料(当時は音楽著作権使用料をもらう権利はいわゆる買取(音楽著作権完全譲渡)契約という形で無しでしたが)を得て、世に出て誰かに聴いてもらえるだけで嬉しく満足していたからです。
これまで何もなければ全くなんの疑問も持たず、その姿勢を続けていたと思います。

いくつかの転機があり現在に至ることになりました。

最初から一本道の話であれば良いのですが、ある問題にぶつかったとすると、そこでまた新たな発見があり先に進む、、、というような模索を繰り返す感じなので、どう書こうが悩んだのですが、章分けして記録のような体で書いていこうと思いました。
インデックスをざっくり冒頭に作りましたので、もしよろしければ参考にしてみてください。
私の音楽著作権管理に関する試行錯誤実験の記録、というような感じで捉えていただければと思います。

(この記事は2017年7月10日に作成されたものです。情報などはその当時までのものです。)

株式会社DIGITAL SONIC DESIGN

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