音楽著作権管理の話 第4回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・4〜

インデックス

音楽著作権管理の話 第0回 〜音楽著作権管理について書くにあたり〜
音楽著作権管理の話 第1回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・1〜
音楽著作権管理の話 第2回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・2〜
音楽著作権管理の話 第3回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・3〜
音楽著作権管理の話 第4回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・4〜
音楽著作権管理の話 第5回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・5〜
音楽著作権管理の話 第6回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・6〜
音楽著作権管理の話 第7回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・最終回〜
音楽著作権管理の話 第8回 〜実際にJASRAC信託者になってみて〜
音楽著作権管理の話 第9回 〜JASRACと他著作権管理団体と実際に契約して知ったこと〜
音楽著作権管理の話 第10回 〜音楽著作権管理の考察〜


音楽著作権管理の話 第4回 〜自分の音楽著作権管理の認識歴・4〜

フリーになってからはゲーム以外の仕事にも関わるようになり、主に劇伴(サウンドトラック)と呼ばれるインスト中心の楽曲制作をしました。ドラマCDと言われる漫画、アニメ、ゲームなどを原作にした音声のみのCDの制作にも関わりはじめました。

こちらも関わる条件としてJASRAC信託者でないこと、買取であることが提示されましたが、新しいジャンルを開拓したい気持ちが強くありその条件でお受けしていました。JASRAC信託によって受けづらい仕事がゲーム以外にもあることを知りました。

引き続きゲームの仕事もいただいてましたが、必ず音楽著作権の扱いについては最初にお話しし、買取契約の場合は金額、物量などの交渉もさせていただきました。
その中でちゃんと理解してくださり交渉に応じてくださる方、そうでない方といらっしゃいましたがフリーの立場もあるので常識の範囲を越える条件でなければお受けしていました。

そういう交渉をするには契約書も見なくてはいけませんから、契約書の内容もしっかり見て理解する努力をしました。
そこで知ったのは下請けの制作会社の業務委託契約書は入れ子のようになっていて、その下請けの会社の皆さんがいくら音楽著作権を作家に戻してあげたいと思っていても、会社が音楽だけでなく企画、プログラミング、等々などそのプロジェクトに関わる全てを丸ごと一番上に完全譲渡する、つまり成果物は全て買取という契約をしてしまっているので、音楽だけを動かせないということでした。つまり、下請け会社といくら交渉しても無駄で一番トップの会社と交渉しなければどうにもならないということでした。
そうなってしまうと仕事を私に紹介して下さったその下請け会社を飛び越えて上の会社に交渉することになり、それは人間関係をおかしくすることになりかねないと思い、紹介者を立ててそこまで深く追求することはしませんでした。

ドラマCD制作もだんだん面白くなっていき関わるタイトル数も増えてきた頃(最盛期は一枚につき10〜20曲のサウンドトラックを制作し一月に一枚出していました)、二つめの転機である事件が起こりました。

(この記事は2017年7月10日に作成されたものです。情報などはその当時までのものです。)

株式会社DIGITAL SONIC DESIGN

株式会社DIGITAL SONIC DESIGN

音楽制作、効果音制作、MA作業、台詞音声編集、サウンド素材編集、各種データ化、譜面制作
音楽コンテンツの原盤企画、制作、デジタル配信、販売
ソフトウェア音源の企画、開発、販売
音楽出版事業
音楽著作権の管理
アーティストのマネジメント業務
スタジオ運営